池浦酒造(株)

 

創業と土地風土

新潟地酒の蔵元の中では海からも近い地域に位置し、中越地方の旧和島村、現在の長岡市にあります。隣接する出雲崎町で生まれた良寛和尚の終焉の地としても知られており、一帯には田園が広がっています。

蔵元の創業は江戸時代末期にあたる天保元年(1830年)に行われ、以来、地元の米・水を使用した品質の高い酒造りが続けられています。
池浦酒造(株)は石高が小さな酒蔵ですが地元を中心とした隠れた銘酒を送り出しており、特徴としては「味のある辛口」タイプとなります。また、柔らかな口当たりを持つことから、様々な食材にも合う日本酒となっています。

信濃川系伏流水を使用


池浦酒造(株)のある地域は水が豊富なことでも知られています。蔵元の敷地内には現在8本の掘抜き井戸があり、そのすべてが深さ5~6m程度と浅く掘られています。水自体は信濃川からの伏流水とされており、水質は軟水で柔らかく酒造りには酒造りには最適な水となっています。

 

代表銘柄「和楽互尊」

池浦酒造(株)では商品名にはこだわりを持った命名が行われており、代表銘柄となる「和楽互尊」(わらくごそん)は、昭和初期に先代が親交のあった長岡の哲学者野本互尊翁の互尊精神に共鳴したことから付けられています。また、商品名となる「天上大風」と「心月輪」は良寛自筆の書をそのまま酒名として商標登録が行われています。

現在のラインナップは、Cシリーズでは、大吟醸、純米吟醸、吟醸酒、特別純米酒、超辛口本醸造、原酒特別本醸造、本醸造、金印普通酒、特別純米酒こしひかり、の9つの商品があります。酒米には大吟醸から純米酒までが越淡麗、高嶺錦、他の商品には五百万石とこしいぶきが使用されており、特別純米酒こしひかりのみは地元で獲れたこしひかり100%を使用して造られています。

天上大風は、良寛の里 天上大風 純米大吟醸の1商品となり、蔵元の最高級品として提供されています。使用される酒米の越淡麗は40%まで精白され、低温長期熟成で仕上げられた逸品となっています。心月輪は、純米吟醸、純米酒、特別本醸造の3つが用意されており、他に、蔵元入魂の酒として、酒の芸術品 吟醸酒があります。

商品一覧

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